ある秋の日、アメリカ合衆国のカリフォルニア州サクラメントで、2人の男性作業員が地元にある住宅のリフォーム工事にとても忙しそうに熱心に取り組んでいました。そして床板を慎重に丁寧に剝がしていたときです。その床下にびっくりするようなものがあることに気が付いたのです。それは十数個のガラスの容器でした。このガラスの容器はただのガラスの容器ではありませんでした。これには誰かの人生を大きく変えてしまうようなとてもとても重大な秘密がありました。さて、この2人の作業員はこれを見つけた後、どのように行動したのでしょうか？
財宝発見！夢から現実へ
きっとそれは私たちの誰しもが夢見るような瞬間です。秘密の場所に隠された財宝に遭遇するのです。こんな幸運に自分がもしめぐり逢えたら何をしたいだろうかと、誰もが一度は考えを巡らせたことがあるのではないでしょうか。ある秋の日に住宅をリフォームしていた2人の作業員、スティーブ・オットリーさんと彼の同僚にとっては、この空想の世界にしかありえなかったものが今まさに現実の世界のものとなろうとしていました。
床下の財宝、試練が・・・
それは2012年の秋のことでした。2人はサクラメントの飾り気のないどこにでもあるような普通の住宅に到着し、新しいエアコンと暖房機器を設置する準備をいつものように進めていました。しかし、驚いたことにその日は彼らにとって一生忘れられない日となったのです。2人の男性はその普通の家の床下に大金に匹敵する価値のあるものを見つけたのです。そしてそのことがこれからの彼らの倫理感を揺るがしてしまうようなジレンマに陥らせることになったのです。
